Tuesday, August 12, 2008

田舎の親戚の家の思い出

夏はやっぱり暑くなくっちゃ。
じっとりと、黙っていても玉の汗が吹き出るような夏も好きですが、
今住んでいるところの夏は、刺すような日差しが痛い程の、乾いた夏です。
サボテンが楽しそうに輝いて見えます(笑。

こちらに移ってから、夏の野菜を育て、収穫する楽しみができました。
今年はブロッコリとトマトが発育中。
無事に収穫できるでしょうか。

日本にいるときには、季節の野菜に疎くなりがちでした。
だってお店に行けば一年中同じように野菜が並んでるじゃない?
でも小さい頃、八百屋さんでは季節によって並んでる野菜が違った記憶があります。
やっぱり季節の野菜をその季節に食べるのが一番おいしいですよね。

トマトは夏の野菜。
夏になると出る特別のトマトが、「heirloom tomato」(スペル間違ってたよショボン)。
これは普通の見慣れたトマトとは見かけも味も全然違うんです。
見かけも、味も、濃いの。
この時期だけのお愉しみ野菜。

とうもろこしも夏。
おばあちゃんの妹の家に遊びにいって、このトマトととうもろこしをごちそうになったのを思い出します。
その時いただいたとうもろこしは、紫色のつぶがところどころにはいっているやつ。
小ぶりなんだけど、甘くて、もっちもちしていておいしいの。
露地物の野菜って、なんでいつもあんなにおいしいんでしょうね。

さて、以前から探し求めて旅に出る勢いの、こがれてる野菜があります。
それは、シソ。赤いシソ。梅干しの抗菌の役割も果たしてくれるという。
もう梅干しはできあがってしまったんですが。
鉢植えを探してるんですよ。で、売っている場所はわかったんです。
ですが、いつも売り切れ。なかなかうまい具合に出会えません。

今は青シソを育ててます。青シソは、これはこれで、本当に毎日重宝します。
サラダに入れたり、刺身に使ったり、肉を焼く時にも巻いてみたり。

このシソも、思い出があるんです。
親戚のおばさんの家に遊びに行った時。
その日は猛烈に暑くて、本当に立っても座っても寝転がっても、吐く息と一緒に汗がぶわっっと吹き出るような天気。向こうの方には入道雲がにょきにょきしていて、真っ青な空が頭の上に広がっていました。そして周りは山。山の中の藁葺き屋根のそのお家に遊びにいったときに、おばさんが素敵な飲み物を出してくれたんです。
小さなお盆に、冷たいおしぼりと、氷で汗をかいた小さなグラスに入った、素敵なルビー色のすばらしい飲み物。

赤シソのジュース。

これをね。
実は作りたいんです。残念ながら、我が家には青シソしか今ないんだけど。青シソでもできるんですって。しかも簡単なんですって。
あっつい夏だから、あの時おばさんがくれた、ルビー色の素晴らしい飲み物を飲んで、身も心も「すーっと」涼しくなりたいなぁ。

2 Comments:

At 8/13/2008 4:53 AM, Blogger Kohei said...

読んでいて、赤ジソジュースの甘酸っぱいアジが口の中にひろがってきました。
夏はひたすら暑いですが、だからこそ楽しめる食べ物がいろありますね。

 
At 8/13/2008 7:21 AM, Blogger momo said...

そうなんですよね。暑いからこそのモノ達。
色も味も。
そうだ。あと関西には「冷やし飴」というのもありますね。

 

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